神戸市の南京町ギャラリー蝶屋で、4月7日から開催する作品展に持って行く作品の選択をしているところです。絵画のように作った額入り陶画を含めて、現在150点を準備しているところです。今月半ばに誕生した作品は、どれも初々しい表情をしています。

人と人とのつながり

神戸市の南京町ギャラリー蝶屋での4月7日から11日までの作陶展は、長年の希望でした。それが、2011年の東日本大震災の後、神戸から気仙沼市に復興支援に来られて、現在も行政の支援活動をしておられる方の紹介によるものです。

1995年1月の阪神淡路大震災の時には、私も及ばずながら支援活動として、気仙沼市内でチャリティー作陶展をして、多くの人々の協力を得て、その売り上げ金の全てを気仙沼市を通してお届けしました。そして、2011年の当地方の震災の時には、私自身も多方面の方々からご支援をいただき、陶芸活動を再開することができたのです。情けは人の為ならず、としみじみ感じました。

当地方が、この先どのように変わって行くのか、見通すことができません。復興を果たした、現在の神戸市を見たいと思う気持ちと、以前に大阪市で作陶展をした時にお出で頂いた方々に、現在の私自身の活動の報告もしたいと思っていました。初窯の中からの作品と、この1年の間に制作した作品は、正に今の自分と思っています。多くの人々に見ていただきたいものです。

斎藤乾一作陶展

2017年4月7日（金）から4月11日（火）
神戸・南京町ギャラリー蝶屋
兵庫県神戸市中央区栄町通2-8-10
tel.078-332-0623
web.http://www005.upp.so-net.ne.jp/chouya/