menu

高前田乾隆窯

〒988-0161
宮城県気仙沼市
赤岩高前田222

TEL.0226-23-6603

新しい気仙沼の焼き物を。

新しい気仙沼の焼き物を作るべく、1978年気仙沼市街より6km西方山中に登り窯を造り、地元、身近な素材を活かして、用の美と創の美を目指して制作している。

薪は作るもの。確かに行為は松の木を切り、割ってはいるが、窯焚きに適した長さ太さ、そして質にこだわって一本一本の薪を作っているのだ。薪は燃料として役目を終えた後、灰となり釉薬の原料となる。

私の窯は傾斜地に造った登窯である。焚口は西側の下部にあり、煙突は東側の上部に位置する。

窯の寸法は、外側の巾はおよそ3m、全長はおよそ10mである。

どれ程の時間をかけて焼成することが良いのか、一概に言えない。
季節や気候、窯や薪の状態によって変えなければならない事もある。ただ、言えることは、早く焚き上げることが良いとは言えないことだ。

窯出しは「焚いた時間だけ冷ましてから」といわれる。
窯を閉じていたレンガを一つ一つ取り除きながら、期待は積み上げて行く。