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高前田乾隆窯

〒988-0161
宮城県気仙沼市
赤岩高前田222

TEL.0226-23-6603

「沈黙」「凍て雲」「箱の中」

沈黙

2020年になって初めての仕事は、今年も薪作りでした。

昨年11月に伐採して45センチの長さに切っておいた赤松をマサカリを使って大割をします。それを木割りで小割りして窯の中に投入できる薪になります。50歳代60歳代の頃には日中身を入れて薪割りが出来たものの、70歳も半ばを過ぎた今は午後からの半日です。無理をしますと翌日には腰がいたくて仕事をすることができません。

そこで、空いた時間に絵を描いています。この欄にはしばらくの間沈黙していたので、沈黙を描いてみました。絵の具は水彩ですが、筆で直接彩色しないように描いているのですが、部分的には筆で直接彩色することもあります。筆と紙との間には何かを介して、自分の思いや心象風景を表現したいと思うのです。
凍て雲
沈黙の次は「凍て雲」です。例年ですと毎日雪降りを心配している頃なのですが、今年は未だ雪かきをしていません。それでも、冬になると凍て雲が近づいて来た時の、雪国の人々の思いはいかばかりかと、思いを馳せます。
箱の中
3作目はパプリカを入れてみました。閉ざされた空間の中で何かを求めている心象です。多くの人々が本当の春を待つこの頃かもしれませんね。